デジデリウス・エラスムス(Desiderius Erasmus)は、オランダ出身の人文主義者、神学者、詩人、そして教育者です。彼は、16世紀初頭に活躍し、当時のヨーロッパに大きな影響を与えました。エラスムスは、人文主義の理念に基づき、古代のギリシャ・ローマ文化を復興し、中世の教会の腐敗を批判しました。また、宗教改革期においては、カトリック教会の改革にも関与しました。彼は、聖書を原典に戻し、神学研究においても批判的であり、当時の教会権力に対しても批判的でした。エラスムスの著作には、『愚神礼賛』や『エラスムスの新約聖書注釈』などがあります。彼は、オランダ出身であり、各地を転々としながら活動し、1536年にはスイスのバーゼルで亡くなりました。彼の影響力は、ルターなどの宗教改革者にも及び、16世紀のヨーロッパにおける知識人の重要な存在であったとされています。